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今週の明言

レノボ・エンタープライズ新社長が語った「入魂」の意気込み

松岡功

2017-07-21 11:00

 本連載「松岡功の『今週の明言』」では毎週、ICT業界のキーパーソンたちが記者会見やイベントなどで明言した言葉をいくつか取り上げ、その意味や背景などを解説している。

 今回は、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズのRobert Stevenson 代表取締役社長と、台湾AppierのMagic Tu バイスプレジデントの発言を紹介する。

「私はこの会社に新しい魂を吹き込むために来た」
(レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ Robert Stevenson 代表取締役社長)

レノボ・エンタープライズ・ソリューションズのRobert
レノボ・エンタープライズ・ソリューションズのRobert Stevenson 代表取締役社長

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズが先頃、新社長の会見とともに、製品の新ブランドをはじめとしたエンタープライズ事業戦略について記者説明会を開いた。冒頭の発言は、6月28日付で同社社長に就任したRobert Stevenson(ロバート・スチーブンソン)氏がその会見で、社長としての意気込みを語ったものである。

 Stevenson氏は昨今のIT市場動向として、「パブリッククラウドの登場によるITインフラ構築・展開方法が劇的に変化している」、「プライベートクラウドの重要性とパブリッククラウドに対するコスト効率の高さが再認識されている」、「コンバージドシステムおよびハイパーコンバージドシステムの導入が加速している」といった点を挙げた。

 そのうえで、レノボとしては下図のように「IT基盤とエコシステム」を中核に、6つの領域に注力していく戦略を打ち出した。この図には、それぞれの注力領域における戦略パートナーも表記している。

レノボのエンタープライズ事業の注力領域''
レノボのエンタープライズ事業の注力領域

 こうした新戦略に伴い、エンタープライズ製品のブランドも一新。サーバ、ストレージ、ネットワーク、スイッチ製品は「ThinkSystem」、サーバとソフトウェアを組み合わせたソフトウェアデファインド(Software Defined:SD)技術を採用した製品は「ThinkAgile」という新ブランド名に統一するとした。

 新ブランドの詳細については関連記事をご覧いただくとして、レノボとしてはこれによって、かつて買収したIBMのサーバ「System X」の"DNA"を継承し、「先進の次世代コンピュート環境の裾野をさらに拡大していく」(Stevenson氏)とともに、あらためて品質重視を強く打ち出した格好だ。

 レノボではこうした新たな戦略の推進に向け、4月からグローバルでエンタープライズ事業組織を一段と独立させ、実質的なカンパニー制によって事業責任を明確にする体制に変更した。それに伴い、日本でも以前はレノボ・ジャパンにあったエンタープライズ事業組織を、レノボ・エンタープライズ・ソリューションズに集約した形となった。そのリニューアルした会社に、Stevenson氏は「新しい魂を吹き込むために」、社長に着任したのである。

 同氏はこれまで、BEAシステムズやDell EMC、VCEなどのグローバル企業の日本法人において経営に携わってきた。ボストン生まれの米国人ながら、日本在住35年とあって日本語も母国語同然。日本文化にも造詣が深く、合気道は六段師範の腕前だ。

 筆者は15年前、同氏がBEA日本法人社長のときにインタビュー取材したことがあるが、今回久しぶりにお目にかかって、当然ながら経営者として厚みが増したとの印象を強く持った。果たして、どのような経営手腕を発揮するか、注目しておきたい。

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