また、日本マイクロソフトは家族向け小冊子として、「(ファミリーデーに足を運べない方向けに)日本マイクロソフトの概要や米国本社などの写真をちりばめた内容」(平野氏)を予定している。今回は家族やお子さんばかりではなく、年配の方が多く見受けられたが、親御さんなどにも会社としてメッセージを発信したいと平野氏は狙いを語った。
普段イベントや記者会見などを行う31階では、Microsoft HoloLens映像体験やmicro:bitを使ったプログラミング教室、Skypeを使って英語講師と英会話する体験会など多くのプログラムを実施。HoloLensは13歳未満の子どもによる使用を想定していないため、HoloLensのレンズを通して合成したMR(複合現実)の映像をスライドに映し出し、その映像を家族が所有するデジタルカメラやスマートフォンで撮影するというものだった。
とある同社社員にイベント開催の感想を尋ねたところ、「日本マイクロソフトが持つ技術を家族が体験できるのは大きい」と回答。子供たちは、おいしいご飯とゲームができれば満足という様子だった。
プログラミング教室では、PCに接続したmicro:bitのLEDをGUI上で光らせるなど、非常にシンプルなものだが、受講した子供はLEDでハートマークを作るなど、柔軟な楽しみ方をしている。この他にも事前予約制のオフィス見学ツアーや、日本マイクロソフト社員用IDカードを擬似的に作るプログラムを開催。特に後者は1時間待ちという盛況ぶりで、諦めて他のイベントに足を運ぶ家族の子供が残念がっていた。同社は来年2018年も同様のイベント実施を予定している。
以前はデジタルカメラを併用した疑似IDカード作成プログラムだが、今回はSurfaceが供えるカメラを使用している