イノアックコーポレーションの中国法人である上海井上貿易(上海イノアック)は、新たな人事システムを導入し、主要15社で利用することを決定した。ワークスアプリケーションズが9月22日に発表した。
イノアックグループは、ウレタン、ゴム、プラスチック、複合材などの高分子化学製品を幅広く生産し、世界16カ国で事業を展開する。上海イノアックは、中国市場における素材の研究開発、製品の製造販売を担っており、独自素材の加工技術研究を推進する存在である。
現在、中国市場の顧客開拓を図り、シェアを拡大させるべく、中国グループ37社の連携を強化し、幹部候補社員の発掘や育成を目指している。そんな中、システムの保守切れをきっかけに各社の人事システムを統合し、グループを横断した適材適所の人材配置を可能にする人事システムを検討した。
「COMPANY 人事・給与」と「COMPANY 就労・プロジェクト管理」の導入に当たっては、グループ統合の人材管理に対応し、年間1万時間以上の業務工数を削減可能なこと、統合人事基盤の構築により、グループを横断した人材戦略が実行可能なこと、外部環境と内部環境の変化に定額保守料内で対応するため、コストの見える化が可能なことを評価した。