セキュリティ企業のFFRIは2月2日、エンドポイント向けセキュリティソフトウェア製品の最新版「FFRI yarai Version 3.1」を発売した。協業先や外部委託先を含むサプライチェーン環境に対応した管理機能を搭載している。
最新版では、管理コンソールの「FFRI AMC」を機能強化し、複数の企業で利用するといった大規模管理(マルチテナント)に対応する。日本語版や英語版の一元管理ができるほか、マルウェア検体やログの収集、例外登録の機能を強化し、従来版のFFRI EMCからウェブUI経由で移行するツールも提供する。
またマルウェア検出のための各種技術では、特に「ファイルレス攻撃」と呼ばれる、主に不正なコードの挿入(コードインジェクション)や、不正なマクロ、スクリプトなどを使った攻撃手法への対応を強化した。
新しい管理機能によるイメージ