グレープシティは、サイボウズのビジネスアプリ作成クラウドサービス「kintone」のプラグインとして提供している「krewSheet」の機能を強化した。
krewSheetは、kintoneで「脱Excel」を目指す企業向けにグレープシティが開発するkintoneプラグインシリーズの1つ。Excelと同等の一覧表示と一括編集機能をkintoneで提供する。今回の機能強化は、関連レコードの参照やテーブルの参照・編集といったデータ連携時にExcelの操作性を提供することに主眼を置き、kintone上のデータの見通しと入力作業をさらに向上させるという。
新機能は2月7日から提供されており、アップデートは自動で行われる。無料お試し版も同日以降に新機能版となっている。
新機能の概要は以下の通り。
○関連シートの表示kintoneアプリのフォームでテーブルとして設定した項目および関連レコード一覧を、krewSheetの「関連シート」で表示することができる。関連シートは、krewSheetの下部に表示できるサブシートで、関連レコード一覧の項目の参照とテーブルとして設定した項目のレコードの登録・追加・編集・削除が可能。
テーブルを関連シートに表示
数式の保存
krewSheetでは、kintoneの一覧上でExcel関数などの数式を利用した計算が可能だが、これまで数式は演算結果を表示するだけだった。今回の機能強化では、数式をkintoneのフィールドに保存できるようにした。これにより、保存した計算結果の二次利用や、kintoneの標準機能では実現できない複雑な数式を条件にしたレコード通知などが実現できるようになる。