日本HPは3月2日、法人向けノートPCとモバイルワークステーションの新製品を発表した。 ノートPCは「HP EliteBook 830 G5 Notebook PC」「HP EliteBook 850 G5 Notebook PC」の2製品、モバイルワークステーションは「HP ZBook 14u G5 Mobile Workstation」で、4月以降に順次発売する。
新製品は米軍調達基準「MIL-STD-810G」に準拠し、特に「HP ZBook 14u G5」は、業界をリードする耐久性を備え、ベンチハンドリング、クラッシュハザードといった耐衝撃性能に関する2つのMIL-STD試験に合格している。ビジネスノートPCの「HP EliteBook 800 G5 シリーズ」は、第8世代のインテル Core vProプロセッサーを搭載している。下り最大450Mbpsの高速通信に対応したLTE-Advanced 対応の通信モジュールを選択できる。
同シリーズの新製品で「HP EliteBook 830 G5 Notebook PC」は、従来の12.5インチノートPCと同サイズの筐体に13.3インチワイドディスプレイと最新のテクノロジ、先進のセキュリティ機能を搭載している。内蔵型プライバシースクリーン機能搭載のディスプレイなどフルカスタマイズが可能な“東京生産”の製品となる。
また「HP EliteBook 850 G5 Notebook PC」は、クリエイティブな業務や効率を優先するために高い性能を必要とするユーザー向けに4KディスプレイやAMD Radeon RX540グラフィックスを搭載した、15.6インチワイドのモバイルノート。
HP EliteBook 830 G5 Notebook PC
モバイルワークステーション「HP ZBook 14u G5 Mobile Workstation」は、第8世代インテル CoreクアッドコアプロセッサとAMD Radeon Proグラフィックスを搭載している。ディスプレイは14インチワイドの広さで、従来製品と比較して約28%薄い、厚さ約17.9mm、重量約1.6kgの世界最薄となっている。内蔵型プライバシースクリーン機能付き光沢ディスプレイや非光沢のフルHDディスプレイ搭載モデルを提供し、建築系CADや教育などの業界での利用に最適となっている。
これらの新製品には、「HP Sure View」「HP Sure Click」やWindows Hello、プライバシーカメラ、多要素認証に加え、今回新たに名称を付けてその役割を拡張した「HPエンドポイントセキュリティコントローラー」が内蔵。同コントローラーは、システムから独立し暗号化されたユニークな内蔵チップで、BIOS、OS、重要なセキュリティサービスやアプリケーションへのサイバー攻撃を予防、検知、復旧する同社ソリューションの根幹に当たる。
セキュリティ機能には、コントローラー内の情報を暗号化し、さらに管理対象をサードパーティ製のファームウェアに拡張できる「HP Sure Start Gen 4」や、ウイルス対策などの主要なプロセスやアプリケーションを監視し、あらゆる変更をユーザーとIT部門に通知、万が一それらが停止した場合にはプロセスやアプリケーションを自動的に再起動し、安全な状態に復旧する「HP Sure Run」などがある。
新製品の価格(税別)と販売開始日は下記の通り。