シンガポールの大手銀行に顔認証システムを提供--NEC

NO BUDGET

2018-03-05 13:02

 NECは3月1日、アジア太平洋地域の統括会社のNEC Asia Pacificが、シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ(OCBC)銀行のホランド・ビレッジ支店に顔認証システムを提供したと発表した。

 同システムは、NECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用し、支店内のラウンジに来場したVIP顧客をリアルタイムに特定するというもの。これによりOCBC銀行では、システムに登録された顧客の好みの飲み物や雑誌を把握し、顧客の来店履歴に基づき適切なサービスを迅速に提供するなど、より個人に最適化された顧客体験の実現が可能になる。

 また、顧客の来店目的やサービス向上のためのフィードバック情報を入力して次回の接客に生かすことや、システムに登録された情報から来店頻度など顧客の行動パターンを把握することも可能になるという。デジタルを活用したサービス向上の取り組みの一環として顔認証システムを採用するのは、シンガポールの銀行においてはOCBC銀行が初めてとのこと。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  2. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. セキュリティ

    「どこから手を付ければよいかわからない」が約半数--セキュリティ運用の自動化導入に向けた実践ガイド

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]