VMwareは米国時間3月28日、ユーザーや組織の行動分析などを手がけるE8 Securityのテクノロジとチームの買収を発表した。
E8 Securityのプラットフォームは、機械学習や人工知能(AI)を利用し、企業がより迅速にサイバー脅威を検知できるよう支援する。異状や疑わしい行動の顕在化や、悪意ある活動の発見、さまざまなソースから取得したデータの関連づけなどが可能だ。
VMwareは、E8 Securityの技術を「Workspace ONE」プラットフォームに統合し、デジタルワークスペースのセキュリティに関する洞察をユーザーが深められるようにするとともに、高度な脅威検知や対応を実現できるようにする計画だと述べている。
VMwareのエンドユーザーコンピューティング事業担当シニアバイスプレジデントであるSumit Dhawan氏は、ブログ記事で次のように述べている。「E8 Securityの行動分析能力は、Workspace ONE本来のセキュリティ機能を強化し、よりプロアクティブなセキュリティ業務を実現できるようにしてくれる。顧客は、管理や修復、自動化を効率化することで、従業員の体験とデジタルワークスペースのセキュリティを向上できるようになる」
VMwareは、他のテクノロジ系ベンダーと同様に、これまでにも買収によって社内開発の取り組みを強化してきた。セキュリティ分野では2017年5月に、アプリケーションのパフォーマンス分析ソフトウェアを手がけるApteligentを買収している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。