VMwareが米国時間4月12日、クラウドアプリケーション向けメトリクスモニタリングサービスを提供するWavefrontを買収する計画を発表した。買収条件は明らかにされていない。
Wavefrontはクラウドホスト型サービスで、クラウドやアプリケーションからのメトリックデータストリームの取り込み、保存、視覚化、通知を行う。サーバやデバイス、アプリケーション、エンドユーザーの行動、パブリッククラウドやデータセンターの複数の属性、SaaS、PaaS、IaaS環境などを測定、関連づけ、分析できるとVMwareは述べている。
VMwareは、Wavefrontを自社の「vRealize」ポートフォリオと組み合わせ、クロスクラウド管理サービススイートを強化する計画だ。エンタープライズは、影響が及ぶ前に問題を特定するために、仮想環境やマイクロサービス、コンテナベースのアプリケーションを監視する手段を必要としているためだ。
VMwareのクラウド管理ビジネス部門担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるAjay Singh氏は、「われわれはWavefrontとともに、クロスクラウドと最新のアプリケーションのモニタリングの標準を打ち立てる」と語る。「まったく新しい範囲と規模でメトリクスのモニタリングと分析を提供し、開発者がデジタルサービスのパフォーマンスや可用性、顧客体験を向上させるのを支援する」(Singh氏)
Singh氏は別のブログ記事で、この買収は、Arkin Netの買収に続いて、同社の管理ポートフォリオへの投資を継続していることを示すものだと述べている。
Wavefrontの最高経営責任者(CEO)であるPete Cittadini氏は、顧客には「現在利用されている同じWavefrontサービスが引き続き提供される」とブログ記事で述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。