ミロク情報サービス(MJS)は4月5日、中小企業と個人事業主を対象としたクラウド型自計化サービス「かんたんクラウド会計」と「かんたんクラウド給与」を発表した。9日から会計事務所経由で販売を始め、6月にはウェブサイトで直接販売する。
“自計化”とは、会計ソフトなどを利用して自社で経理業務を行えるようにすること。MJSはこれまで、小規模事業者を対象に「記帳くんCloud」を提供してきた。今回は、その名称を「かんたんクラウド会計」に改め、機能を拡充する。記帳くんCloudの利用者は、特別な手続きなしで新サービスを使える。
MJSの顧問先向け自計化システム(出典:ミロク情報サービス)
かんたんクラウド会計は、銀行やクレジットカードの取引データと連携した自動仕訳機能や、領収書やレシートの画像データから支払金額や支払先を読み取る機能を備える。仕訳の入力作業にかかる時間と労力を減らし、会計業務の効率化を図ることができる。MJSが開発・提供する会計事務所向けERPシステム「ACELINK NX-Pro」のデータ連携も可能だ。
会計事務所との連携イメージ(出典:ミロク情報サービス)
一方、かんたんクラウド給与は、給与計算・賞与計算・社会保険・年末調整など、年間を通して発生する給与業務を効率化する。分かりやすい画面構成で給与ソフトの初心者でも直感的に使用可能とのこと。また、かんたんクラウド給与からかんたんクラウド会計へ仕訳データの直接連携が可能で、併用することによってさらなる業務効率化が期待できるという。