Drupalが再び臨時アップデートを予告、攻撃発生の予想も

ZDNET Japan Staff

2018-04-25 11:19

 オープンソースのコンテンツ管理ソフトウェア「Drupal」で再び臨時のセキュリティアップデートが予告された。リリースは世界協定時間で4月25日午後4~6時(日本時間26日午前1~3時)の間に行うとしている。

 Drupalでは、リモートコード実行につながる深刻な脆弱性「Drupalgeddon 2.0(CVE-2018-7600)」が発見され、3月下旬に臨時のセキュリティアップデートがリリースされたばかり。開発元によれば、今回のリリースは3月のアップデートをフォローアップするもので、Drupal 7.xと8.4.xおよび8.5.x向けに提供される。

 また、これに併せてDrupal 7に存在するという別の脆弱性(CVE-2018-7602)に対処するためのパッチを8.6.xも含めリリースすると説明している。

 3月のセキュリティアップデートでは、事前に脆弱性悪用攻撃が短時間で発生する可能性が予想された。実際に、アップデートのリリース後の4月12日に脆弱性を悪用できる概念実証コードが一般公開され、脆弱なシステムを探索する攻撃や、マルウェア感染を試みる攻撃が観測されている。

 開発元は今回の事前通知でも攻撃が発生する可能性があると指摘し、ユーザーに早期対応するための準備を呼び掛けている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]