オープンソースのコンテンツ管理ソフトウェア「Drupal」で再び臨時のセキュリティアップデートが予告された。リリースは世界協定時間で4月25日午後4~6時(日本時間26日午前1~3時)の間に行うとしている。
Drupalでは、リモートコード実行につながる深刻な脆弱性「Drupalgeddon 2.0(CVE-2018-7600)」が発見され、3月下旬に臨時のセキュリティアップデートがリリースされたばかり。開発元によれば、今回のリリースは3月のアップデートをフォローアップするもので、Drupal 7.xと8.4.xおよび8.5.x向けに提供される。
また、これに併せてDrupal 7に存在するという別の脆弱性(CVE-2018-7602)に対処するためのパッチを8.6.xも含めリリースすると説明している。
3月のセキュリティアップデートでは、事前に脆弱性悪用攻撃が短時間で発生する可能性が予想された。実際に、アップデートのリリース後の4月12日に脆弱性を悪用できる概念実証コードが一般公開され、脆弱なシステムを探索する攻撃や、マルウェア感染を試みる攻撃が観測されている。
開発元は今回の事前通知でも攻撃が発生する可能性があると指摘し、ユーザーに早期対応するための準備を呼び掛けている。