グーグルは4月25日、パートナー経由によるGoogle Cloud Platform(GCP)への専用線接続サービス「Partner Interconnect」の提供を国内でも開始すると発表した。これを受けてKDDIとソフトバンク、アット東京がそれぞれに接続サービスの概要を明らかにした。
Partner Interconnectは、通信事業者などのパートナー回線を経由してユーザーの最寄りのGCPリージョンに、50Mbps~10Gbpsの帯域幅で専用線接続を行うサービス。GCPへのプライベート接続では、この他にIP-Sec VPN接続による「Cloud VPN」や、直接的な物理接続による「Dedicated Interconnect」などがある。
KDDIは、4月27日から広域イントラネットサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」で、複数ルートによる冗長構成でのGCPへの閉域接続を開始する。ソフトバンクは「ダイレクトアクセス for GCI-Partner」の名称で、5月1日からベータ版サービスという位置付けで開始する予定。アット東京では、中央センターおよび中央第2センターの2カ所からGCPに閉域接続するサービスを近日中に開始するとしている。
グーグルによれば、3社のほか、NTTコミュニケーションズと野村総合研究所もPartner Interconnectに対応する予定だという。
Partner Interconnect対応事業者(出典:グーグル)