Googleは米国時間9月7日、企業と「Google Cloud Platform」(GCP)を専用線によって接続する新サービス「Dedicated Interconnect」を発表した。
これにより、企業ネットワークがGoogleのサポートしているコロケーション施設のエリア内で物理的に接続できる場合、ハイブリッドクラウド配備の一環として企業のデータセンターネットワークを「Google Cloud」にまで拡張できるようになる。Googleは既に世界中の複数の箇所にDedicated Interconnect用のロケーションを用意しており、「近いうちにさらに増設していく」ことを約束している。なお、いったん接続された暁には、企業はプライベートなファイバーネットワークを通じてすべてのGCPリージョンにアクセスできるようになる。
提供:Google
同社は、Dedicated Interconnectによってスループットの向上がもたらされるだけでなく、ネットワークコストの削減も可能になると述べている。大規模な、あるいは即時性が要求されるデータセットを扱う企業はDedicated Interconnectを用いることで、データのルーティングをより適切に制御できるようになる。
Dedicated Interconnectは現在ベータ版が提供されており、顧客は「Cloud Console」から10ギガビット/秒単位で1〜8のサーキットを選択するようになっている。このレベルの容量を必要としない顧客は「Google Cloud VPN」を検討すべきだとGoogleは述べている。
なおGoogleは、Dedicated Interconnectを展開するにあたり、以前は「Interconnect」と呼んでいた製品の名称を「Carrier Peering」に改めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。