ソフトバンク・テクノロジー(SBT)は7月21日、ソフトバンクと連携して「Microsoft Azure」のデータセンターとプライベート接続する「Azure ExpressRoute簡単導入パック」を提供開始した。
日本マイクロソフトが提供する接続サービス「Azure ExpressRoute」は、Azureデータセンターとユーザー環境とをプライベート接続するもの。一般的なインターネット接続と比べて信頼性と安全性が高く、回線が高速で待ち時間が短いといった特徴がある。機密性の高いデータや容量が大きいデータを扱うようなシステムをクラウド化する際に課題となっていた課題を解決できる。
その一方、ExpressRouteの利用には、ExpressRouteの事前設定、回線業者との契約、回線の設定、ネットワーク機器の準備などが必要で、これらの作業には手間と時間がかかるほか、接続回線側との調整も必要になる場合があった。
Azure ExpressRoute簡単導入パックは、ExpressRoute接続を利用する際に必要な各種契約や設定、ネットワーク機器準備などの作業をSBTがワンストップで提供。契約窓口を一本化する。
SBTでは、導入時のユーザー負担を軽減させ、パブリッククラウドのメリットを活用できる環境を提供し、ファイルサーバなど社内システムのクラウド化を推進する狙いだ。Azure上で提供している既存サービスやシステム開発もワンストップする。

サービス概要(ソフトバンク・テクノロジー提供)