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Microsoft WPC 2016

AzureやCortanaを取り入れたIoTサービスを展開--WPCの富士通ブース

怒賀新也 (編集部)

2016-07-14 08:17

 米Microsoftは米国時間の7月10日から1週間にわたり、カナダのトロントで年次パートナー向けカンファレンス「Microsoft Worldwide Partner Conference 2016」(WPC)を開催している。展示ブースには日本企業も多く出展しており、その中で富士通に話を聞いた。

 大型ブースを展開する富士通が力を入れて展示しているのは、AzureやCortanaなどのMicrosoft製品と連携させたIoT関連のサービスだ。

 その1つが、Cortanaをベースに構築した、グローバルに散在する複数の工場を管理するアプリケーションだ。「アンナ」と呼ぶ女性の声をした人工知能は、ある工場で問題があるという時に、具体的に何が起きているのかを教えてくれる。

 下記のデモでは、滋賀県の工場でセンサによるアラームが上がっており、センサを交換する必要があることをアンナが知らせている。さらに、その問題を解決できるのが田中さんと佐藤さんで、佐藤さんは席を外していることも教えてくれた。そこで、連動するSkypeが立ち上がり、Skypeを利用して田中さんと連絡を取れるようにするという流れになっている。

 富士通のシニアアライアンスディレクターを務める松下香織氏は、「機械学習により、過去のデータなどを参照しながら状況を判断している」と説明している。

WPC富士通ブースで紹介されているCortanaをベースにした工場管理をイメージしたアプリケーション


 もう1つは、地下や炎天下など特殊な環境で作業するような工事現場の作業員の健康状態などを、管理者が把握するためのソリューションだ。

 富士通は、腕に巻くセンサを経由してクラウドで作業者の体調をリアルタイムで管理できるようにしている。また、加速度センサなどにより、作業者が転倒しているような場合にも、状況を把握できるという。同社統合商品戦略本部 本部長代理 杜若尚志氏は、下の動画の中で「作業者本人は熱中症になっていることに気づかないことがあり、それを管理者が気付けるようにする」と話している。

 企業の労務管理担当者が作業者の体調管理のために検討したり、コンプライアンスの一環として導入を検討するケースも多いとのこと。

工場などの作業者の体調をセンサで管理するためのアプリケーション

 3つ目は、動物系のIoT。「牛歩SaaS」は、妊娠中の牛に万歩計を付け、歩行の様子から発情期や出産のタイミングなどを判断する。出産間近の牛には共通の行動特性があるため、導入前のように出産直前に何度も牛舎を訪れたりしなくても、効率的に時機をつかめるという。


「牛歩SaaS」で使うセンサ。妊娠周期などもそれぞれ違うため、現状は牛がメインだという

 もう1つは、犬の様子を足につけるセンサで把握するもの。センサが犬の歩き方などを読み取ることにより、歩行パターンや角度などから、健康状態などを把握できるという。

 また、愛犬の様子を外から把握し、犬の気持ちとしてTwitterにつぶやくといった楽しみ方もできるとしている。

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