ジュニパーネットワークスは5月11日、マルチクラウド対応のネットワーク機器を管理する製品「Contrail Enterprise Multicloud」の強化を発表した。
同製品は、企業がマルチクラウドへ移行するための課題をシンプル化できるプラットフォーム。物理および仮想のネットワーク、クラウド、マルチベンダーといったさまざまなネットワーク環境におけるあらゆるワークロードに対し、エンドツーエンドの制御とポリシー管理を実現する。
新しいマルチドメインオーケストレーションと高度なアナリティクス機能を持ち、単一のコマンドセンターからワークロードのポリシーを管理・監視できる。これにより、マルチクラウド環境を活用している企業は、単一のプラットフォーム上でネットワークを管理することができる。
今回の主な強化ポイトは、エンドツーエンドのポリシーと制御機能の追加。単一ツールで、オーバーレイおよびファブリック管理、ベアメタルサーバ、仮想マシンおよびコンテナ、ネットワークデバイス、プライベートおよびパブリッククラウド、セキュリティ管理のオーケストレーションを実行できる。
またジュニパーネットワークスのプロフェッショナル・サービスでは、ネットワークの導入とテストの自動化に向けたターンキーのプロセスおよびツールの提供を開始した。