沖縄科学技術大学院大学は、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)サービス「IBM QRadar on Cloud」と、セキュリティイベント・ログ分析ツール「IBM QRadar Advisor with Watson」を導入した。日本IBMが6月7日に発表した。
同大学では、約300台のサーバのログを監視対象としている。従来、SIEM製品を大学内で稼働していたがシステムやログの拡大に伴い運用の負荷が大きくなっていた。
今回、マネージドサービスのQRadar on Cloudを利用することで運用の負荷が軽減され、サイバー脅威の分析に集中できるようになった。また、QRadar Advisor with Watsonを用いてサイバー脅威の一次判断をシステム化した。内部関係者による脅威を可視化する「IBM QRadar User Behavior Analytics」も利用する。これによってインシデントへの初動時間を大幅に短縮するとしている。