Ciscoは米国時間6月19日、米カリフォルニア州バーリンゲームに本拠を置く新興企業July Systemsを買収する計画を発表した。財務的な条件は明らかにしていない。
July Servicesはショッピングモールや空港など、大規模な屋内スペース向けに位置情報サービスプラットフォームを開発している。このクラウドベースのサブスクリプション型サービスは、データドリブンな行動インサイト、コンテキストに応じたルールエンジンやAPIなどを備える。
July ServicesはCiscoと数年間にわたって協業しており、「Cisco Connected Mobile Experience」のOEMや、「Cisco Meraki」のサービスプロバイダーとして実績がある。
Ciscoのコーポレート事業開発および投資担当責任者のRob Salvagno氏は、ブログの投稿記事で次のように述べている。「この買収は、Ciscoがインテントベースのネットワークに取り組む上で役立つ。デジタル時代に向けた、ネットワークの構築と管理の全く新しい手段だ」
July Systemsは、Ciscoのエンタープライズネットワーキンググループに統合され、ヘルスケア、政府機関、物流、製造、スポーツ競技場、ホテル、教育、小売を対象とした屋内位置情報サービスを強化していく。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。