IBMは米国時間7月9日、NVMe規格に対応したオールフラッシュアレイ「IBM FlashSystem 9100」を同社のストレージポートフォリオに追加したと発表した。同社はこの製品によって、企業のハイブリッドクラウド環境におけるコストの削減と運用リスクの低減を支援していこうとしている。
FlashSystem 9100では、「IBM Spectrum Virtualize」テクノロジと「IBM FlashCore」テクノロジを採用している。また、同社の「Spectrum」ファミリが持つデータ保護機能や、ソフトウェア定義ストレージ機能、マルチクラウド対応ストレージソフトウェアも搭載している。
FlashSystem 9100は、人工知能(AI)による予測分析機能を装備したクラウドベースのストレージ管理とサポートのプラットフォームである「IBM Storage Insights」も搭載している。
FlashSystem 9100のNVMeコンポーネントも、同製品の重要な差別化要因となっている。同社は、NVMeの搭載によって、情報を必要とするアプリケーションから、データを格納するフラッシュデバイスに至るまでのストレージシステムスタック全体が最適化され、超低レイテンシなデータ処理が可能になると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。