「Skype 7.0」サポート終了は延期の方向--ユーザーの意見に応じる

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 高橋朋子 (ガリレオ)

2018-08-07 10:54

 Microsoftは7月半ば、「Skype」の「クラシック」バージョンとも呼ばれる「Skype 7.0」について、9月1日以降はサポートしない方針を明らかにしていた。それ以降は同バージョンが機能しなくなるため、「Windows」のデスクトップ環境では「Skype 8.0」を利用するよう呼びかけていた。

提供:Microsoft
提供:Microsoft

 しかし同社は米国時間8月6日、「Microsoft Answers」フォーラムへの投稿で、Skype 7.0のサポートを「しばらく」延長する計画を明らかにした。

 フォーラムのオーナー「Babs」氏はこの日、ユーザーからの投稿に返信するかたちで次のように投稿している。

 「顧客からのフィードバックに基づき、Skype 7(Skypeクラシック)のサポートをしばらく延長する。その間、Skypeクラシックは引き続き利用できる」

 「みなさんからのコメントに感謝する。ご意見に耳を傾け、リクエストのあった機能はすべてSkype 8に移行できるよう取り組んでいる」

 サポート延長は正式決定ととらえていいのかMicrosoftの広報担当者に問い合わせたが、回答はまだ得られていない。

 Microsoftは7月、Skype 8.0はSkype 7.0の多くの機能を引き継ぐが、一部そうならないものもあると認めていた。Skype 8.0では個別の会話を異なるウィンドウで表示することができない。Skype 8.0で提供される機能としては、無料のHDビデオ通話や画面共有通話、写真/ビデオ/その他のファイル(一度に最大300Mバイトまで)の共有、@メンション機能、Skypeの会話内で共有されたファイルやリンク、写真への簡単なアクセス機能などがある。

 Microsoftのサポートフォーラムには、クラシック版との比較でSkype 8.0に不満を表明するユーザーの声が相次いでいる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]