Microsoftは7月半ば、「Skype」の「クラシック」バージョンとも呼ばれる「Skype 7.0」について、9月1日以降はサポートしない方針を明らかにしていた。それ以降は同バージョンが機能しなくなるため、「Windows」のデスクトップ環境では「Skype 8.0」を利用するよう呼びかけていた。
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しかし同社は米国時間8月6日、「Microsoft Answers」フォーラムへの投稿で、Skype 7.0のサポートを「しばらく」延長する計画を明らかにした。
フォーラムのオーナー「Babs」氏はこの日、ユーザーからの投稿に返信するかたちで次のように投稿している。
「顧客からのフィードバックに基づき、Skype 7(Skypeクラシック)のサポートをしばらく延長する。その間、Skypeクラシックは引き続き利用できる」
「みなさんからのコメントに感謝する。ご意見に耳を傾け、リクエストのあった機能はすべてSkype 8に移行できるよう取り組んでいる」
サポート延長は正式決定ととらえていいのかMicrosoftの広報担当者に問い合わせたが、回答はまだ得られていない。
Microsoftは7月、Skype 8.0はSkype 7.0の多くの機能を引き継ぐが、一部そうならないものもあると認めていた。Skype 8.0では個別の会話を異なるウィンドウで表示することができない。Skype 8.0で提供される機能としては、無料のHDビデオ通話や画面共有通話、写真/ビデオ/その他のファイル(一度に最大300Mバイトまで)の共有、@メンション機能、Skypeの会話内で共有されたファイルやリンク、写真への簡単なアクセス機能などがある。
Microsoftのサポートフォーラムには、クラシック版との比較でSkype 8.0に不満を表明するユーザーの声が相次いでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。