アマゾン、Alexa Presentation Language発表--Echo Showなどを効果的に扱うための新言語

ZDNET Japan Staff

2018-09-21 11:41

 Amazonは米国時間9月20日に開催された記者会見で、「Alexa everywhere」(あらゆる場所にAlexaを)というビジョンをさらに推し進める70以上の新しい製品を発表した。発表された製品は、「Echo Auto」や「Fire TV Recast」、新型の「Echo Show」「Echo Dot」など多岐に渡る。

 同社はこの会見の中で、プログラマーがEcho Showをさらに効果的に扱うためのデザイン言語「Alexa Presentation Language」(APL)を発表した。

 APLはグラフィックや画像、スライドショー、動画などを使った音声操作体験を構築するための言語で、現在プレビュー版が公開されている。こうした体験は、デバイスに合わせてカスタマイズすることができる。

 対応デバイスには、Echo Showのほか「Echo Spot」「Fire TV」、一部の「Fire Tablet」が含まれる。

 この言語を使用すれば、音声に合わせたグラフィックの表示や、ビジュアルのカスタマイズ、Alexaデバイスに合わせたスキルのビジュアルの調整などを行うことができる。

 APLのコンポーネントには、スクロール表示、ページャー、シーケンス、レイアウト、音声出力と画面の同期などが含まれており、HTML5にも数カ月以内に対応するという。

 APLに関連して、AmazonはAPLをスマートディスプレイや画面を持つあらゆるデバイスで利用できるようにする「Alexa Smart Screen and TV Device SDK」も発表した。このSDKは、AndroidおよびLinuxのデバイスで利用できる。

 「Alexa Smart Screen and TV Device SDK」を利用すれば、サードパーティのデバイスでもEcho Showに似た体験を提供できる。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  3. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  4. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

  5. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]