SlashDataが2万500人以上の開発者を対象に行った調査によると、機械学習とデータサイエンスを学びたいと思っている開発者が多いことがわかった。機械学習とデータサイエンスは、今後1年の間に学ばなければならないもっとも重要なスキルとなっており、データサイエンス分野に足を踏み入れるに当たって、言語ではPythonが選ばれている。
SlashDataの調査では、機械学習とデータサイエンスが2019年に学びたいスキルのトップに挙がった。45%の開発者がこれらの分野での専門知識を得たいと回答している。
開発者が優れたスキルを身に付けたいと思っている分野として、デザインシンキングも挙がった。調査からは、以下のスキルが身に付けたいスキルとして挙げられている。
- 機械学習/データサイエンス:45%
- UIデザイン:33%
- クラウドネイティブ開発:25%
- プロジェクトマネジメント:24%
- DevOps:23%
SlashDataのレポートを作成したStijn Schuermans氏らによると、データサイエンスと関連する機械学習を使うためには幅広いスキルが必要という。「データサイエンティストはコード、数学、ビジネスの3つが交錯するところで活動している。さらに、分野固有の知識、そして技術スキルとソフトスキルを組み合わせた能力も身につける必要がある」とSchuermans氏。「大規模なデータボリュームを高度な統計学的、視覚化的テクニックで分析するには、確率と統計学など優れた数学的知識が必要だ。また、Pythonなど、少なくとも1つの言語でコードを書くことができなければならない。Pythonは現時点で、データサイエンティストにおいて最も人気のある言語だ」と続けている。
調査によると、Pythonは700万のアクティブな開発者を擁しており、人気プログラミング言語のランクを上昇し、Javaとの差を縮めている。62%の機械学習開発者とデータサイエンティストがPythonを使っているという。全体では、JavaScriptが現在も最も人気のある言語で、1000万人以上の開発者がいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。