SAS Institute Japan(SAS)と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は9月12日、「第2回和歌山県データ利活用コンペティション」にデータサイエンス教育プラットフォームを提供すると発表した。
同コンペティションは、和歌山県が次世代のデータサイエンティストを育成すべく全国の高校生および大学生を対象として2017年から開催している。「高齢者が活躍できる社会作り」「UIターン就職・若者の定住促進」をテーマに、高校生・大学生がデータによる社会課題の解決に取り組む。
参加者はSASとCTCが提供するデータ分析環境を活用し、発表のために必要なデータを自由に取り込み、簡単な集計だけでなく、基本的な統計解析、より高度な機械学習手法までをビジュアルなインターフェースで分析する。同環境は、プログラミング言語が使えない学生でもビジュアルインタフェースを使ってデータ分析が可能となっている。
両社は分析環境の提供に加え、利用が想定されるオープンデータを使用した分析パターンのサンプル集を提供している。今回提供するデータサイエンス教育プラットフォームは、両社が共同で推進するデータサイエンティスト育成支援活動の中核をなすデータ分析環境。CTCのIaaS「TechnoCUVIC」でSASのデータ分析基盤「SAS Viya」が稼動するもので、セキュアで拡張性が高く教育現場の柔軟なニーズに対応している。