NEC、AI活用したOCRサービスを提供--帳票書式の定義が不要

NO BUDGET 2018年12月03日 08時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 NECは11月27日、光学文字認識(OCR)に人工知能(AI)を組み合わせた「NEC AI-OCRサービス」を、2019年3月から提供開始すると発表した。入力文字の位置と項目をAIが自動で学習・認識し、文字の入力を行っていくだけで同一帳票の自動読み取りが可能になる。これにより、事前の帳票書式の定義が不要となる。

 NECが開発した「インタラクティブ学習方式」を採用している。作業者が文字情報を入力するたびにAIの学習プロセスが働き、リアルタイムに帳票読み込みに利用できるという特徴がある。従来型のOCRソフトでは、新規の帳票を読み取ったり、読み取る帳票の種類を変えたりする場合、事前に設定を作成・変更する必要があった。

AIを活用したOCRサービスによる業務改善イメージ
AIを活用したOCRサービスによる業務改善イメージ(出典:NEC)

 学習した帳票書式データはシステム全体で共有可能なため、複数作業者による効率的な作業も可能。同サービスで伝票処理業務の効果検証を行ったところ、手動で全てのデータを入力するのと比べて、帳票入力の作業時間を75%効率化できた。

 また同サービスとRPAを組み合わせることで、納品処理や請求書処理など、従来効率化が難しく手作業で行っていた、あらかじめ定義できない複数の帳票書式を取り扱う業務においても効率化を進めることが可能だ。

 NECでは、同サービスが体験可能な試用環境を12月から提供する。サービスの機能がインストールされた貸出用PCを利用(最大1カ月間)し、自部門での導入を事前に検証することができる。

 参考提供価格(読取項目数20項目の帳票を年間24万枚処理した場合)は、年間480万円。ハードウェア、導入支援費用は含まれていない。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事を読んだ方に

関連ホワイトペーパー

連載

CIO
ITアナリストが知る日本企業の「ITの盲点」
シェアリングエコノミーの衝撃
デジタル“失敗学”
コンサルティング現場のカラクリ
Rethink Internet:インターネット再考
インシデントをもたらすヒューマンエラー
トランザクションの今昔物語
エリック松永のデジタルIQ道場
研究現場から見たAI
Fintechの正体
米ZDNet編集長Larryの独り言
大木豊成「仕事で使うアップルのトリセツ」
山本雅史「ハードから読み解くITトレンド放談」
田中克己「展望2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
松岡功「今週の明言」
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
大河原克行「エンプラ徒然」
内製化とユーザー体験の関係
「プロジェクトマネジメント」の解き方
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
セキュリティ
エンドポイントセキュリティの4つの「基礎」
企業セキュリティの歩き方
サイバーセキュリティ未来考
ネットワークセキュリティの要諦
セキュリティの論点
スペシャル
エンタープライズAIの隆盛
インシュアテックで変わる保険業界
顧客は勝手に育たない--MAツール導入の心得
「ひとり情シス」の本当のところ
ざっくり解決!SNS担当者お悩み相談室
生産性向上に効くビジネスITツール最前線
ざっくりわかるSNSマーケティング入門
課題解決のためのUI/UX
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
「Windows 10」法人導入の手引き
ソフトウェア開発パラダイムの進化
エンタープライズトレンド
10の事情
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
Gartner Symposium
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
Microsoft Connect()
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell Technologies World
AWS re:Invent
AWS Summit
PTC LiveWorx
吉田行男「より賢く活用するためのOSS最新動向」
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
中国ビジネス四方山話
ベトナムでビジネス
日本株展望
企業決算
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]