日立、調達業務支援サービスを発売

NO BUDGET

2018-12-11 18:15

 日立製作所は、米JAGGAERと同社のS2Cアプリケーションについて販売代理店契約を締結し、同アプリケーションを日立の導入ノウハウと組み合わせ「TWX-21 Source to Contractサービス」として販売を開始すると発表した。

 同アプリケーションは、サプライヤーへの要請書である「RFx(RFI:情報提供依頼書、RFP:提案依頼書、RFQ:見積依頼書の総称)」の作成・回答依頼、契約書の作成・交渉・署名などのソーシング管理を行う。またサプライヤーに関わるさまざまな情報からスコアリングを行うサプライヤー管理の機能を提供する。

 具体的には、コンプライアンスやソーシング案件への対応状況、実案件から蓄積される納期順守率や不良率などの実績、資格審査やリスク審査結果などの多種多様な情報に基づいてサプライヤーごとにスコアカードを作成、更新することにより、継続的かつ多角的にサプライヤーを評価することが可能になる。また、サプライヤーとの協創、育成を通じた開発プログラムを策定し、サプライヤーにおけるパフォーマンス向上やリスク低減を協働で進めることで、戦略的にパートナーシップを構築することができる。

 「TWX-21 Source to Contractサービス」は、同アプリケーションのサプライヤーの評価、育成などの管理機能や見積り、契約などのソーシング機能を活用して、これまで個別最適化されてきたS2C領域での業務プロセスを統一し、全社的な知見の共有を可能にする。

サービス概要
サービス概要
JAGGAER社S2Cアプリケーションの機能一覧
JAGGAER社S2Cアプリケーションの機能一覧

 日立グループ内へのJAGGAERのS2Cアプリケーションの展開を通じて得られたノウハウをもとに、導入支援サービスを組み合わせて提供する。例えば、S2C業務プロセスの改善や標準化を支援する業務コンサルティング、KPI・テンプレート設定を含めたワークフローの設計や、SEサポート、ユーザーマニュアル・ヘルプデスクの提供など、導入から稼働、保守、運用まで一貫したサービスを提供することで、S2C業務の可視化、高度化を支援する。利用価格は個別見積り。

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