IDCによると、Dellは2018年第3四半期、55万6000台(40億ドル相当)のサーバを出荷し、市場シェアで首位に立ったという。
Dellの売上高は増加したが、市場シェアは前年同期の18.1%から17.5%に縮小した。出荷台数は前年同期から5万3000台増加した。
わずかな差で2位になったHewlett Packard Enterprise(HPE)は第3四半期、38億ドルの売り上げを記録した。
HPEの出荷台数は45万6200台で、前年同期の50万1400台から減少した。
HPEの売上高はDellに比べて2億ドル少ないだけだが、市場シェアは前年同期から3%縮小し、16.3%となった。
第3四半期に市場シェアを伸ばしたのはInspurとLenovo、Huawei(ファーウェイ)だ。
Inspur(IBMとの合弁事業の結果、IDCは「Inspur/Inspur Power Systems」としている)は第3四半期、前年同期よりも13万4500台多くのサーバを出荷し、17億ドルの売り上げを記録した。
Lenovoは第3四半期に19万3500台を出荷して売上高を伸ばし、6.2%の市場シェアを獲得した。
Huaweiは第3四半期、18万7900台のサーバを出荷し、10億ドル強の売り上げを記録した。前年同期の6億ドルから75.6%の増加となる。
第3四半期の世界サーバ市場の総売上高は234億ドルで、前年同期から37.7%増加した。世界サーバ出荷台数は前年同期比18.3%増の320万台だった。
IDCによると、第3四半期に最も急速に成長したのは、日本を除くアジア太平洋地域で、前年同期比46.5%増の売上高を記録したという。
地域別の売上高成長率は、中国が67.1%増、米国が43.7%増、EMEA(欧州、中東およびアフリカ地域)が24.5%増、カナダが20%増、日本が14%増、中南米が7.7%増だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。