“仕事センス”が重要--管理職が若手に求めるのは「責任感をもって取り組む力」 - (page 2)

TechRepublic Japan Staff

2019-01-31 06:45

 入社3年以内の若手社員について特に磨いてほしいと思うのは「責任感をもって仕事に取り組む力」(41.9%)、「自分の考えを論理的に伝える力」(34.5%)、「目的を明確にして物事を進める力」(30.9%)が上位の3つ。どれも、日々意識して磨き上げていくことでさらに大きな仕事に挑んだり、自身の役割を発揮したりできるようになるためには欠かすことのできない土台であり、マネージャーはこうした力を磨いてほしいと考えていると説明している。

入社3年以内の若手社員について特に磨いてほしいもの(出典:産業能率大学総合研究所)
入社3年以内の若手社員について特に磨いてほしいもの(出典:産業能率大学総合研究所)

 「マネージャーが磨いてほしいもの」と「入社3年以内の若手社員が磨きたいもの」を比較。ポイント差が大きいのは「責任感をもって仕事に取り組む力」(若手比+24.2ポイント)、「目的を明確にして物事を進める力」(若手比+12.6ポイント)、「ミスなく正確に仕事を進める力」(若手比-10.9ポイント)、 「人柄のよさ」(若手比-10.1ポイント)となっている。マネージャーは「責任感や目的意識を磨いてほしい」と考えているが、入社3年以内の若手社員は「正確性や人柄を磨きたい」と考えており、両者の意識に違いが見られたという。

 一方で、認識に違いが小さかったものは「全体を俯瞰して物事を捉える力」(0.4ポイント差)、「自分で判断して行動する力」(1.5ポイント差)となっている。両者が共通した認識を持っているこの力については、一緒になって高めていくことが重要と提言している。

「今後、特に磨いていきたいと思うもの」を階層別に比較(出典:産業能率大学総合研究所)
「今後、特に磨いていきたいと思うもの」を階層別に比較(出典:産業能率大学総合研究所)

 従業員数100人以上の企業に勤めるマネージャーを対象に2018年11月2~12日にウェブアンケートで調査。有効回答数は1000。参考データとして社会人経験3年未満1000サンプル、社会人経験7~12年目の1000サンプルを回収している。

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