メールサーバ「CyberMail」とビジネスチャット「CYBERCHAT」が連携する。3月11日からメールアカウントのオプションとしてチャット機能を追加できる。同日、CyberMailとCYBERCHATを開発、提供するサイバーソリューションズ(港区)が発表した。
メールアカウントや社内アドレス帳などの既存のアドレス帳と同期しつつ、メール画面上でのチャット通知確認、チャット画面へのアクセス、やり取りができるという。

CyberMailの画面からチャットが利用できる(出典:サイバーソリューションズ)
サイバーソリューションズの独自調査によると、メールの全社導入企業は96%とほぼ全ての企業で導入されている一方、チャットの全社導入企業は33%で、導入が進んでいないという。新しいアプリケーションであるビジネスチャットは、企業にとってセキュリティ面の心配、システムやIDの煩雑な管理、実用性の疑問などから導入を踏みとどまるケースが多いとしている。
CYBERCHATは、メッセージの送受信のほか、スタンプやフィルタリング、ファイル検索などの機能を持つSaaS型のビジネスチャット。2018年10月から販売している。
CyberMailのほか、SaaS型のメールサービス「CYBERMAILΣ」とのシングルサインオン(SSO)が可能。社外にはメール、社内にはチャットなど、コミュニケーションツールをスムーズに使い分けできるという。管理者はアーカイブ、チャット、メールなどメッセージ機能の権限、アカウント管理を一元化できるとしている。
1ドメイン、50アカウントから利用できる。税別料金は初期登録料が5万円、月額利用料は1アカウントにつき200円から。