横浜ゴムは、調達購買SaaS「SAP Ariba Cloud」を導入し、業務の効率化を目指す。SAPジャパンが3月27日に発表した。
Ariba Cloudは調達購買のためのSaaSで、横浜ゴムは2003年からオンプレミス版のAribaを利用して間接材の調達業務を行ってきた。2020年にOSのサポート期限を迎えるのを機に、新たな調達購買システムの導入を検討してきたが、将来性や機能性などを評価し、Ariba Cloudの導入を決定した。
2018年2月に導入プロジェクトを開始、10月には一部拠点で本稼働を始め、11月に国内拠点での導入を完了した。当初は、2019年4月に国内拠点での導入を完了させる予定だったが、クラウドであることや工場実務に精通したスタッフのプロジェクト参加により、大幅に構築を早めることができた。
横浜ゴムは、Ariba Cloudについて、全ての間接材調達業務を1つのシステムに集約できることや長年の信頼性、グローバル化への対応、強力な検索機能などを評価し今回の導入に至った。また、190カ国380万社のバイヤー・サプライヤーが参加する世界最大のビジネスネットワークであるAriba Networkを持っていることも採用決定の要素となった。