同社は次世代ファイアウォール(NGFW)技術に強みがあり、専用機(アプライアンス)ベースの「PM」シリーズ、仮想アプライアンスの「VM」シリーズ、NGFWがクラウドで利用できる「GlobalProtect cloud service」を提供している。
広瀬氏は「GlobalProtectやVMシリーズなどの次世代ファイアウォールとCortex XDR、Cortex Data Lake、Traps 6.0の組み合わせがベストだが、“Cortex XDR+Cortex Data Lake+Traps 6.0”の運用も可能」と説明。その際Trapsの既存ライセンスを持つ顧客に対しては割り引きなど行う予定だ。
同社はエコシステムについて、「たとえばIoTデバイスやスマートフォンなど、セキュリティ対策機能を組み込めない環境に対して、次世代ファイアウォールやCortex Data Lakeのデータ解析でセキュアな環境を実現できる。そのようなアプリケーションの登場を期待したい」(広瀬氏)
同社はセキュリティ運用の自動化技術(Security Orchestration and Automation Response:SOAR)分野で著名なDemistoの買収を3月末に買収を終えている。「AIを使って自律的に動作するSOC(Security Operation Center:セキュリティ監視センター)を目指す」(広瀬氏)という。