Microsoftは米国時間5月29日、「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)向けとしては初めてとなる累積アップデートをリリースした。
同累積アップデートの適用により、バージョン1903のビルド番号は「18362.145」になるとともに、外付けUSBデバイスやSDメモリーカードが「インストール中に誤ったドライブに再割り当てされる」という問題が解決される。
この問題に遭遇したユーザーはバージョン1903にアップグレードできない可能性があると警告されていた。Microsoftのサポートページに記されている説明によると、外部接続されたデバイスによって、該当デバイスの「不適切なドライブへの再割り当て」が引き起こされるため、同社はこの条件に合致するデバイスを検出した際にアップデートをブロックする処置を取ったという。
今回の累積アップデートには、「Internet Explorer」や、フォルダーツリー、ディスプレイの「Night light」(夜間)モード、「Game bar」(ゲームバー)、Bluetooth、DNS、画面描画に関する問題への対処も含まれている。
また、ゲームや動画コンテンツにおける複雑なグラフィックス描画に用いられるWindowsの「Direct3D API」を使用するアプリの問題への対処も含まれている。
このアップデートには既知の問題が2つある。1つ目は、ドイツのBattlEyeが開発したアンチチートプログラムに関する未解決の問題だ。このプログラムは、バージョン1903の一般提供開始前から問題を引き起こしていた。
BattleEyeによると、この問題は「主に、最新の『NVIDIA GeForce』ドライバー(バージョン430.39)によって引き起こされていると考えられる」という。
2つ目の既知の問題は、「Windows Sandbox」に影響を与えるものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。