クリップした記事から得られることやクリップした記事の要点は何か、このクリップを読む人に向けて簡潔に記載しておくと良いだろう。
クリップした記事をチームに共有する際は、画面右上の「共有」をクリック。共有用リンクを有効化し、そのURLを渡すといい。もちろん共有したいメンバーのメールアドレスを追加して、ノートに招待する形でもOKだ。
クリップに注釈を入れて、議論につなげる
クリップするウェブページに注釈などを入れたいときは、クリップの形式から「スクリーンショット」を選択しよう。すると画面右にフォントやペン、矢印などの注釈ツールが表示される。
必要な箇所に注釈を入れたら、「クリップを保存」でEvernoteに取り込む。ウェブページ内の一部を強調することで、チームメンバーにじっくり読んでほしい箇所をアピールできる。
また、みんなで議論したい内容を含む場合は、このクリップをみんなに共有した後、ノートの空きスペースに1人ずつコメントを書き込んでいくのもいいだろう。単にウェブページを読むだけではなく、読んで考えた上で書き込みをするので、自分の頭の整理につながるだけでなく、みんなに考える機会を与えることもできる。
さらに、情報をオープンにすることで、活発にコミュニケーションできるのも、こうしてEvernote及びEvernote Web Clipperを活用するメリットではないだろうか。
たとえば、チームメンバーが7人いるとして、上で紹介したやり方で1人がウェブページを1日1本クリップすると、1日に7本のウェブページが集まる。1週間(5営業日)にすると35本にも及ぶ。
一人ひとりの目がきちんと入り、選別された情報ゆえ、この35本を読んで自分なりに考え、コメントを書き込むことで、相当な力がつくのではないかと思う。
Evernoteをチームで使って、風通しの良い情報共有、そこからのチーム全体のレベルアップを目指してほしいと思う。