フリーマーケットアプリを展開するメルカリは、ブラックラインが提供する経理財務業務の自動化サービスを採用した。
経理財務部門では、業務効率の課題として、銀行預金の残高照合手続きや資産・負債勘定の残高照合・突合処理、グループ会社間の債権債務照合などに多大な時間と手間が掛かっていた。今後、月末締め日前の業務集中を緩和など定型業務の効率化を図り、人手が限られた状況でも各メンバーがリアルタイムに経営層と情報を共有できるようにしていく。
ブラックラインは、企業の経理業務を自動化・効率化するサービスをクラウドで提供する企業。2001年に米国で創業し、2016年10月にNASDAQへ上場。世界150カ国以上で2700社超の顧客を抱え、およそ22万人に及ぶユーザーがサービスを利用している。その特徴は、前の処理が終わらないと次の業務が始まらない直列型の処理ではなく、前作業の締めを継続的に業務を回し続ける継続型の処理を取り入れることで、負荷の平準化や処理の高速化を実現する。
決算処理、照合管理、仕訳入力、会社間取引、統制保証といった財務経理の主要業務に対応する。SAP、Oracle、NetSuiteなどの統合基幹業務システム(ERP)や経理財務システムとのコネクター類も提供する。