早期導入企業からのフィードバックで追加したのが「のぞき見許可モード」。営業担当者が数字やプレゼンテーション時にクライアントへディスプレイを見せる場面でWindowsロックを防ぐために追加実装した。
通知領域に並ぶアイコンのコンテキストメニューから操作することで有効化し、既定では30秒ごとに画面キャプチャーとカメラ画像を記録するため、プライバシーへの配慮が必要な場合はあらかじめ先方へ顔認証のぞき見ブロッカーの概要を説明した方が良い。
多くの場面でノートPCの内蔵カメラを稼働させるため、バッテリー駆動時間は低下するが、セキュリティを優先するポリシーを持つ企業は選択肢になり得る。
槻山氏は「業種や業態を問わない」と述べながらも、顔認証のぞき見ブロッカーは個人情報を取り扱う営業職や人材情報を扱う人材派遣業、株取引や為替トレーダー、本来は密室で業務を行う公認会計士や監査法人といった業種も働き方改革の文脈でワークスタイルが変化すれば対象となると説明した。
(左から)ラック SIS事業統括部 シニアコンサルタント 槻山幸司氏とセキュア 代表取締役社長 谷口辰成氏