FRONTEOは10月1日、人工知能(AI)を使ったビジネスデータ分析支援システム「Knowledge Probe 20」の提供を開始した。独自開発のAIエンジン「KIBIT G2」を搭載し、 スコアリングに影響する重要箇所を自動でハイライトする機能を備える。
Knowledge Probeは、自然言語処理に対応したテキストデータの分析ツール。解析結果は教師データと類似度の高い順にスコアリングされる点が特徴で、高スコアのデータからレビューすることで、見つけたいデータを網羅的かつ効率的に抽出することが可能となっている。
従来、特に長文にわたるデータを解析すると、データのどの部分が高いスコアに影響しているのか分かりづらいという声があったという。その問題を解決するため、最新版では新たにハイライト機能を搭載した。
解析対象データの中から、スコアリングへの影響度が高い箇所を重要箇所としてハイライト表示することが可能となり、文字数が多いデータを解析する際のレビューや精度評価にかかる工数を削減する。
その他にも、大量データ解析の対応やHTML5環境への移行、対応ブラウザの増加(Internet Explorer、Google Chrome、Microsoft Edge)、サーバーの並列処理対応といった機能改善が図られている。
Knowledge Probe 20のハイライト機能(出典:FRONTEO)