国際教育交流センターは、マーケティングオートメーション(MA)ツール「SATORI」を導入した。
国際教育交流センターは、創業20年で3万人超の留学生を支援してきた。自社で運営するウェブサイト「留学タイムズ」にMAツールを導入し、ウェブサイトからの問い合わせを増やそうとしている。
これまで、サイト改修やSEO(検索エンジン最適化)対策、ウェブ広告など、ウェブマーケティングに力を入れてきた。サイトへの訪問者は増加したが、ウェブサイトからの問い合わせは増えていなかった。
MAツールを導入するに当たって、5~6社のツールを比較した。匿名顧客へのアプローチに強いこと、カスタマーサクセス部門がありユーザー同士の情報交換の場を提供してもらえること、UI・機能がシンプルで導入後のイメージがしやすいこと、他社と比較した際のコストパフォーマンスが高いこと――などを評価のポイントとした。
SATORIの活用例は次の通り。まず、問い合わせのあった顧客にタグを付与し、ウェブサイトに再訪問すると社内で通知が飛んで対応できる体制を構築した。また、顧客を点数で順位付けし、見込みの高い顧客を可視化するといった取り組みも行っている。希望する留学先に合わせたキャンペーン情報をポップアップで訴求する施策も実施している。
国際教育交流センターでは、SATORIの導入によって、留学への意欲が高いサイト訪問者に対して接点を持ちやすくなり、より多くの問い合わせを受けられるようになったとしている。