IoTマルウェア「Satori」攻撃発生、アジアに感染集中か--ワーム型で拡大

ZDNet Japan Staff 2017年12月06日 19時30分

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 中国のセキュリティ企業Qihoo 360(奇虎360)は12月5日、モノのインターネット(IoT)機器に感染するマルウェア「Mirai」の新たな亜種という「Satori」の攻撃を報告した。攻撃元のIPアドレスは中国や香港、日本が中心となっている。

 同社によると、Satoriの活動は数カ月前から観測されていたが、5日頃から最新版とみられるSatoriによるポート37215およびポート52869を対象とするスキャンが急増している。Satoriはワームのような活動を展開しているといい、この2つのポートに対する監視の強化を推奨している。

 ポート37215を狙う攻撃手法は明らかにしていないが、ポート52869を狙う攻撃ではRealtek SDKに含まれていた任意コードの実行につながる脆弱性(CVE-2014-8361)の悪用を試みるという。スキャンの宛先ポートの機器に脆弱性がある場合、リモートからSatoriが送り込まれて感染する恐れがあるようだ。

 観測で攻撃元のIPアドレスは、直近の12時間にポート37215を狙うものが26万3250件あり、主に中国と米国となっている。ポート52869を狙うものは1万9403件で、日本や香港、中国が主な攻撃元だった。

 同社は11月下旬、Miraiの亜種とみられるマルウェアのポート2323およびポート23に対する攻撃について報告していたが、この攻撃が今回見つかった攻撃の一部だとし、さらなる観測や分析を続けると説明している。


ポート37215およびポート52869宛てのスキャンの推移(出典:Qihoo 360)

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