編集部からのお知らせ
新着PDF集:データセンターの省電力化
「これからの企業IT」の記事はこちら

新たなIoTボットネット出現、「Mirai」級のDDoS攻撃発生の懸念も

ZDNet Japan Staff

2017-10-23 18:13

 マルウェア「Mirai」に感染したIoTデバイスによって構成されるボットネットが仕掛けた分散型サービス妨害(DDoS)攻撃は、世界中にさまざまな被害をもたらした。これに続くIoTボットネットの新たな攻撃の発生が懸念されている。

 イスラエルのCheck Point Software Technologiesや中国のQihoo 360は10月20日までに、新たなIoTボットネットが形成されつつあると発表した。Check Pointは「IoTroop」、Qihoo 360は「IoT_reaper」と命名し、既に数百万台規模のIoTデバイスがマルウェアに感染していると指摘する。

 マルウェアに感染している主なデバイスは、インターネットに接続された監視カメラとされる。2社によれば、感染攻撃ではMiraiなどのように、機器に設定された脆弱なデフォルトのID、パスワードなどを使わず、既知の脆弱性を突くという。少なくとも8社もしくは9社のメーカーの製品に存在する脆弱性が悪用されているといい、幾つかの脆弱性は10月に脆弱性が公表されたばかりだ。

 Check Pointは、一例として、兵庫県芦屋市に設置されているとみられるGoAheadのカメラがマルウェアに感染している様子を報告。詳細は不明だが、製品に存在する認証回避の脆弱性「CVE-2017-8225」が突かれたとみられ、この製品が海外の別のネットワークカメラに対してマルウェア感染攻撃を仕掛けているという。Check Pointの観測では、このマルウェアに関連するとみられる通信が、同社の「ThreatCloud」を利用する企業ネットワークの約60%で見つかっているという。

Check
Check Pointが例示したマルウェア感染カメラは、兵庫県芦屋市にマッピングされている

 2社とも10月20日時点で、このIoTボットネットが発生源となるようなサイバー攻撃を観測しておらず、攻撃者の正体も不明。しかし、ボットネットの構築が急ピッチで進んでいることから、攻撃に備えた準備が必要だと警鐘を鳴らしている。

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    AWSが提唱する、モダン分析プラットフォームのアーキテクチャと構築手法

  2. クラウドコンピューティング

    AWS資料、ジョブに特化した目的別データベースを選定するためのガイド

  3. セキュリティ

    Zero Trust Workbook--ゼロ トラストの先にある世界を知るためのガイダンス

  4. セキュリティ

    「ゼロトラスト」時代のネットワークセキュリティの思わぬ落とし穴に注意せよ

  5. クラウドコンピューティング

    データ駆動型の組織でビジネスの俊敏性を実現するには?戦略的な意思決定とイノベーションを両立へ

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]