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日鉄ソリューションズの新サービスにみるSIerならではのクラウド戦略

松岡功

2019-10-10 07:00

 本連載では、筆者が「気になるIT(技術、製品、サービス)」を取り上げ、その概要とともに気になるポイントを挙げてみたい。今回は、日鉄ソリューションズが提供する「Microsoft Azureへのアセスメントサービス」を取り上げる。

Microsoft Azureへの既存システムの移行を効率化

 日鉄ソリューションズ(NSSOL)はこのほど、日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」への既存システムの移行を効率化するアセスメントサービスを提供開始した。アセスメントにより既存システムの状況を把握し、移行シミュレーションを行うことで、総所得コスト(TCO)やセキュリティ、運用負荷などに対するパブリッククラウド移行による効果を可視化することができるとしている。(図1

図1:Microsoft Azureの導入プロセス(出典:日鉄ソリューションズ)
図1:Microsoft Azureの導入プロセス(出典:日鉄ソリューションズ)

 あらゆる業種においてデジタルトランスフォーメーション(DX)が必須になりつつあるなか、DXに対応するための柔軟で迅速に調達できるITインフラとして、パブリッククラウドの活用が企業競争力の鍵となっている。一方で、老朽、複雑化している既存システムの改修、刷新の際にパブリッククラウドに移行しようとしても、TCO算出や移行方式の検討が進まず、クラウド化の判断が遅れる企業が少なくない。

 そんな折りには、アセスメントによって既存システムを棚卸しして移行前後のコスト差異を可視化することで、効率的なクラウド移行を実現できるという。

 NSSOLはマネージドクラウドサービス「absonne(アブソンヌ)」を12年に渡って提供してきたノウハウを生かし、Azureを始めとするマルチクラウド環境のコンサルティングから設計、移行、構築、運用までを一貫して提供している。

 さらに今回の新サービスにより、既存のIT環境を可視化し、サーバーの構成や稼働状況、導入ソフトウェア、セキュリティ上の課題を明らかにすることで、最適な移行戦略を提案するとしている。

 今回のアセスメントサービスにおけるアウトプットでは、対象範囲のシステム、サーバーごとの稼働状況や保守状況、OSバージョンなどを整理して可視化したレポートや、クラウド移行の推進要素と阻害要素の点数付けをしてランキング形式で提供するレポート、システムごとのAzure年間利用料を試算したレポートを提供。利用料試算のレポートでは実測値を元に算出するため、より実運用に近い試算結果を確認できるという。(図2

図2:Microsoft Azure利用料試算(出典:日鉄ソリューションズ)
図2:Microsoft Azure利用料試算(出典:日鉄ソリューションズ)

 NSSOLはAzure移行に限らず、IT組織変革、運用改善など、顧客企業の課題に合わせたソリューションを組み合わせて提供することにより、顧客企業のDXを加速させるとしている。

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