キヤノンシステムアンドサポート(キヤノンS&S)は、RPAで見積り作成と販売管理を完全自動化する「お手軽見積サービス」を10月15日に開始すると発表した。2022年12月末までに累計700社以上の導入を目指す。
同サービスでは、NIコンサルティングの「見積作成WEBシステム」とオービックビジネスコンサルタント(OBC)、ピー・シー・エー(PCA)、応研の各販売管理システムなどをユーザックシステムのRPAツールで連携させる。中小企業向けに業務処理のシナリオをテンプレート化した。OBCの「商奉行」、PCAの「PCA商魂」、応研の「販売大臣」のユーザーは、見積作成WEBシステムとユーザックシステムのRPAツールのみ導入すれば利用できるとしている
同サービスを利用することで、ユーザーはインターネット接続環境さえあれば社外でも見積りの作成と承認ができ、早急な対応も可能になる。見積作成時のミスを予防しや価格の間違いなどをチェックする機能も備える。
サービス概要図
また、あらかじめ会社で統一した見積書の書式を使える。利用端末にデータが残らずセキュリティを確保する。顧客情報や商品情報の一元管理もでき、受注データの二重入力や入力ミスを削減できるという。初期費用が45万円で、年間利用の費用としては見積作成WEBシステムが3万4800円(5ライセンス)、自動実行ツールが20万円、実行テンプレートが6万円になる。