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電子署名で18日を22時間に短縮--ソニー銀行のデジタル化成功の勘所 - (page 2)

渡邉利和

2019-10-15 07:15

 重要な要件となったのが、同社の既存の業務フローとの親和性だ。同社では非対面でのローン契約を実現するに当たり、Salesforce.comを中核とした業務プロセスで固めて運用。専用パッケージなどを新規導入する形ではなく、既存のSalesforce.com上のプロセスと連携できるソリューションでないと導入しにくいという事情があったという。また、なかには必要以上の機能を備えた過剰投資となるシステムもあり、機能とコストのバランスにも注意したという。

Salesforce内で業務が完結するよう連携(出典:ソニー銀行) Salesforce内で業務が完結するよう連携(出典:ソニー銀行)
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 社内の顧客対応担当者が業務を行う上では、「見るべきアプリケーションの画面がたくさんある」(重田氏)そうだが、中でも中核となるのが顧客関係管理(CRM)アプリケーションである「Salesforce Service Cloud」。この画面は全員が常に開いているような状態だという。必要な機能は全てSalesforce.comから呼び出したいという開発意図があり、APIレベルで連携できる必要があったと説明する。

Salesforceでの業務イメージ(出典:ソニー銀行) Salesforceでの業務イメージ(出典:ソニー銀行)
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 銀行という特性上、データを保管する場所も重視。顧客の個人情報の海外への保存となると、どうしても慎重にならざるを得ないという。各社がクラウドベースのソリューションを提供するなか、Adobe SignはAmazon Web Services(AWS)の東京リージョンにサーバーを置いており、データを国内で管理出来る体制を整えている。

関連部署からの理解が大変

 Adobe Signの導入経緯について、同社のローン業務部 業務企画課 シニアアドバイザーの清水陽介氏は、「電子化することによって従来の手続きとは何が違うのかを、担当者や関連する法務部門などに説明し、きちんと理解を得るのが大変だった」と振り返る。

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