たとえばデザインにまつわる業務が発生した場合は、適切なメンバーを自動的にアサインして、進捗状況がしきい値まで達したら関係者に通知を送るといったアクションを自動化するというもの。「Microsoft Flow」に代表されるワークフロー自動化機能と思われるが、田村氏は同機能について「仕事のための仕事を最小化する」と説明する。
Asana自体はOffice 365やG Suite、Slackといったツールと連携が可能であり、「Slack上の会話から派生した業務を遂行する場合、SlackからAsanaのタスクを作成し、(進捗を示す)ステータス変更はSlackに通知される」(田村氏)といった使い方も可能だ。
すでに多くの企業がプロジェクト管理ツールを業務で利用しているが、Asanaの優位性についてMoskovitz氏は「(Asanaは)中央集権型の管理ではない。組織の全員が使える」と説明。「ウォーターフォールではなく、現場から発生した仕事に対して取り組むのが(Asanaの正しい)使い方。古典的なプロジェクト管理ツールの世界観と大きく異なる」(田村氏)とアピールした。
Asanaオートメーションで実現する主な事例