デル テクノロジーズ(デル/EMCジャパン)は11月1日、オブジェクトストレージ製品の新モデル「ECS EX500」と最新ソフトウェアの「ECS 3.4」を発表、同日に提供を開始した。
EX500は、1つのラック内で480TB~4.6PBの範囲で構成をスケールアップできる点が特徴。ラックの増設でさらにスケールアップ(最大16ノード/ラック)ができる。デュアル10コアプロセッサーの採用で処理性能を強化したほか、フロントアクセスに対応し、ホットプラグが可能なドライブとなる。
ECS 3.4では、セキュリティの強化によって外部の暗号鍵サーバーと連携による暗号化鍵管理をサポートするほか、監視レベルの詳細化とネイティブなGrafanaとの連携を通じてデータの視覚性を高めた。また、オブジェクト当たりのメタデータのオーバーヘッドを削減したことで、利用可能な容量を増加させている。上述のEX500をサポートしており、従来のEXシリーズストレージではアップグレードができる。
ECS EX500とECS 3.4の標準価格は6350万円(標準的な保守・導入作業費用込み)からで、デルとEMCジャパンのビジネスパートナーから提供される。