インフォアジャパンは12月3日、下着とスポーツウェアの開発・製造・販売を行うイスラエルのTefronが、ファッション業界に特化したERP(統合基幹業務システム)パッケージ「Infor M3」の導入を完了したと発表した。現在、Tefronのイスラエル、米国、カナダ、中国にある生産・流通拠点で、100人以上の従業員に利用されている。
Infor M3の導入は、Tefronの情報システム部門の協力のもと、InforのパートナーであるIntentia Israelが実施した。Tefronの日常業務を中断することなく、予定期間内にInfor M3の導入が行われ、世界中の全ての拠点において同時に本稼働させることができたという。
今回のシステムには、Inforのソリューションと他のエンタープライズソリューションを統合する「Infor ION」プラットフォームと、電子アーカイブ、レポート作成ツール、「M3 Enterprise Collaborator」(MEC)ワークフローアプリケーションを含む、Infor M3(バージョン13.4)の全ての新しい機能が組み込まれている。また、オペレーティングプラットフォームの中核となる「Infor OS」も組み込む予定で、さまざまなソリューションやツールを単一かつ同期されたインターフェースで管理できるようになるとしている。
Tefronで情報システム担当ディレクターを務めるGregory Koren氏は、今回のERP導入に当たり「Infor M3は、弊社の成長を支える重要なインフラストラクチャーであり、将来のあらゆる選択肢を探求するための視野を与えてくれます。重要なプロセスを中断・遅延することなく、計画通りに新システム稼働させることができた」とコメントしている。