Microsoft傘下のLinkedInは米国時間2月5日、新たな最高経営責任者(CEO)を発表した。Jeff Weiner氏の後任となるRyan Roslansky氏は現在、製品およびユーザーエクスペリエンス担当シニアバイスプレジデントを務めており、CEO就任後はMicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏の直属となる。この人事は6月1日付けで発効される。
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Roslansky氏のLinkedInのプロフィールによると、同氏は現在、LinkedIn製品の世界戦略の策定および実行の責任者を務めている。2009年よりLinkedInに在籍している。
Weiner氏はLinkedInのエグゼクティブチェアマンになる。これはWeiner氏がCEOに就任した際に、LinkedInの創業者でありCEOでもあったReid Hoffman氏がエグゼクティブチェアマンに就任したのと同様の動きだ。Accel PartnersとGreylock Partnersの客員経営者を務めた経歴を持つWeiner氏は、2008年12月にLinkedInに加わった。それ以前には、米Yahooのネットワーク部門でエグゼクティブバイスプレジデントを務めていたこともある。
Microsoftが2016年にLinkedInを買収した際、同社は今回は今までとは違うと繰り返し述べていた。Microsoftは過去の買収から得た教訓を糧に、LinkedInのマネジメントに干渉しないアプローチをとるとした。Microsoftは基本的に、LinkedInが自社事業の成長に注力できるようにするとともに、両社の製品の統合は比較的抑えたものにしている。
LinkedInの共同創業者Hoffman氏は2017年3月にMicrosoftの取締役会に加わった。
2019年7月には、LinkedInが今後数年をかけて、自社独自のインフラから「Microsoft Azure」に移行する計画だとMicrosoftが明らかにした。Microsoftはこの数年で、LinkedInの従業員1万4000人をGoogleのサービスから「Office 365」に移行させている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。