住友生命保険の人事部門は、3月から人工知能(AI)を使ったチャットボットを試験導入する。例年、4月には約1000人の人事異動が行われる。それに伴って人事部門には膨大な量の問い合わせが寄せられ、業務負荷の軽減が課題となっていた。
導入するのはJBCCのチャットボットシステム「CloudAI」。人の自然な話し言葉を認識して問い合せに回答できる点が特徴という。100社超が導入し、人事部門や経理部門で活用される。IBMやMicrosoft、Googleが提供するAIを使い、FAQシステムの構築や文書検索機能、社内掲示板との連携などが可能になる。
住友生命では、日本各地の支社・支部で4万人の職員が生命保険とその付随業務などに携わっており、今回の試験導入を通して「働き方改革」や「職員の満足度向上」も図っていく。