電通は2月25日、東京・汐留の本社ビルに勤務する50代の男性従業員1人が新型コロナウイルスの感染検査で陽性となったことを発表した。2月26日から当面、電通本社ビルに勤務する全従業員を対象にリモートワークに切り替える。
男性従業員は2月24日に陽性と確認された。所轄する保健所から4人の濃厚接触者の認定と検温や体調などの健康観察の経過報告に加えて、男性従業員が勤務していた一部の業務スペースを消毒するよう指示を受けた。経過報告は3月5日まで。濃厚接触者は2月25日から在宅勤務となっている。
該当する一部業務フロアを使用禁止にする。在宅でのリモートワークとなった従業員は自身の健康状態を各局の労務管理担当者に報告することを義務付けている。電通では、ビル単位で運用していくことにしており、今回は汐留の電通本社ビルの執務スペースのみを対象にしている。
電通本社ビルで働く従業員は2月26日からリモートワークが基本だが、緊急を要する業務について体調不良でない限り、取引先と合意した上で取引先のオフィスでの打ち合わせや制作、プレゼンテーションなどを継続する。