埼玉縣信用金庫と東京東信用金庫は、日本ユニシスの協力のもと勘定系システム基盤をWindowsベースのオープン環境に移行。日本ユニシスが提供する基盤サービスによる運営を1月4日に開始した。
両信用金庫は、日本ユニシスが提供する地域金融機関向け勘定系システムパッケージ「SBI21」を利用している。その稼働基盤を従来のメインフレームによるシステム基盤からオープン系システム基盤への更改した。
更改の目的としては、オープン系システム基盤の採用とシステム基盤の一部共同化によるコスト最適化や、システム基盤における休日機の実装による柔軟なサービス時間延長、バックアップシステムの高度化がある。
休日機の実装では、平日機と休日機の2系統を設置して相互に切り替え運用をすることで、24時間体制で稼働した際もメンテナンス時間を確保できるようになるとしている。
またバックアップシステムの高度化では、日本ユニシスが提供する本番センター(西日本)と災対センター(東日本)を利用し相互のデータセンターの遠隔化を図ることで、BCP(事業継続計画)の高度化を図る。また本番センターオンライン系と災対センターオンライン系のデータをほぼリアルタイムに更新することで、有事における災対センターオンライン系への切り替え時間を大幅に短縮するという。