Microsoftは、コードエディター「Visual Studio Code」(VS Code)のオンライン版である「Visual Studio Online」の最新版をリリース。Dockerコンテナーのサポートが強化された。
Microsoftは2019年5月、どこからでもアクセスできる、地理的に分散したチームの開発を支えるコードエディターとしてVisual Studio Onlineのプレビュー版をリリースした。
Visual Studio Onlineでは、コーディング用自動補完ツール「IntelliCode」や「Visual Studio Live Share」なども利用できる。Microsoftはこの製品を、Visual Studio CodeとVisual Studioの「ウェブベースのコンパニオンエディター」と位置付けている。
2019年11月にはパブリックプレビュー版が公開された。チームによる迅速なプロトタイピングや新メンバーのオンボーディングを支援する狙いがある。開発環境は全て「Microsoft Azure」上でホストされており、開発者は必要に応じてコンピューティングリソースやメモリーリソースを割り当てることができる。
Visual Studio Online担当プログラムマネージャーを務めるAllison Buchholtz-Au氏によれば、テストに参加したユーザーからDockerイメージとDockerfileをサポートするよう強い要望があったため、今回これらの機能が導入されたという。
GitHubのプルリクエストやブランチURLを指定するだけで、それらに簡単にアクセスできる機能も追加された。
さらに、標準の環境構成が拡張され、PowerShell、Azureのコマンドラインインターフェース、Go、C++がサポートされたほか、.NET CoreのSDKがアップデートされ、Pythonのサポートも強化されたという。
また、ユーザーが環境を作成した後に環境設定を修正できるようになったため、開発者が標準的なインスタンスで作業を開始して、処理能力が必要になったら環境をアップグレードすることが可能になった。また、インスタンスの一時停止ポリシーを変更できるようになり、リソース消費をより柔軟に制御できるようになっている。
Visual Studio Codeのインサイダープログラム参加者は、ブラウザーとローカルマシンの両方でVisual Studio Codeの最新機能を試してみることができる。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。