Microsoftは米国時間12月3日、4月にリリースされた統合開発環境（IDE）「Visual Studio 2019」の最新版「Visual Studio 2019 16.4」をリリースしたと発表した。
Visual Studio 2019では、新たなスタートウィンドウによるコーディングの迅速化や検索能力の向上が図られるとともに、人工知能（AI）を活用した「Visual Studio IntelliCode」が搭載された。また、Pythonの仮想環境サポートが強化されている。
Visual Studio 2019の最新版v16.4では、Microsoft傘下のコードシェアリングサイトGitHubとの新たな統合も実現されており、ユーザーは「Team Explorer」から直接コードをパブリッシュできるようになる。この機能は、開発者がソフトウェアプロジェクトで共同作業をするうえで役立つだろう。
このため開発者は「Team Explorer Synchronization」（チームエクスプローラー - 同期）ページ上の「Publish to GitHub」ボタンをクリックすることで、ローカル環境のリポジトリーをGitHub上に複製できるようになる。MicrosoftのVisual Studioチームによると、この機能は「優先度が高かった」という。開発者は、この機能について生産的なアイデアだと考えていたようだ。
また、モバイルアプリの開発者向けに、「Xamarin.Forms」向けにXAMLの「ホットリロード」機能が追加されている。GitHubの最高経営責任者（CEO）Nat Friedman氏はXamarinの共同創業者だ。Microsoftは2016年にXamarinを買収している。
またMicrosoftは、ビルトイン型の「コンテナーツール」ウィンドウを新たに追加している。これは、「Visual Studio Marketplace」における「Docker」コンテナ向けの拡張機能としてスタートしたものだ。このツールウィンドウによってユーザーは、Dockerのイメージやコンテナの一覧表示やチェック、停止、開始、削除をローカル環境上で行えるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
